働きをする回路が基準電圧比較回路である。ツェナーダイオードは定電圧ダイオードとも言い、ある一定の電圧を超えると急に電流が流れ始める性質があるが、温度変化による特性上の影響が少なく5〜6V程度の電圧のものが通常使用される。
図1・16 ツェナーダイオードによる電圧比較回路
(C)増幅回路
この回路はトランジスタ等を用いて誤差信号を次段のパルス位相制御回路(サイリスタの点弧時点を制御する回路)を動作させるために必要な信号の大きさに増幅する回路である。
(d)パルス位相制御回路
この回路はサイリスタ点弧用パルスの位相制御角を制御する回路である。この回路の代表的なものとしてユニジャンクショントランジスタ(UJT)を使用した回路例を図1・18に示す。
図1・18 UJTを使用したパルス位相制御回路
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